S様邸 遮熱外壁塗装工事
2018年9月5日
「雨漏り補修」ボードの交換・屋根棟瓦漆喰補修・板金カバー取り付け
施工前
S様邸の遮熱外壁塗装工事の記事をおおくりします。
建物診断調査をすると、雨漏りから軒天のボードが腐食していました。
水を含んでボードが膨らんでいます。そのまま塗装しても永く持たない事と美観を整えるため、ボードを交換して塗装を行いました。
ボード取り外し
ボードをはぐると、基礎の木にも水が染み込んだ跡があります。
このまま放置していたら水や湿気の影響で木が腐っていた可能性が高いです。
基礎の調査をするとそこまで腐食していなかった為、ボードの交換だけ行いました。※左隣のボードも傷んでいるので交換
完成
ボード交換後に下塗りやパテなどの下地処理をして、塗装を行い完成です。
雨漏り箇所特定
軒天のボードを交換しても、雨漏りの場所を特定して補修しなければ問題は繰り返します。
雨漏りの箇所を特定する為に屋根に上ると、銅板製の雨水の排水路に穴が空いていました。
瓦から水が流れる箇所に複数箇所穴が空いています。
補修工事
この度の補修は銅板の交換では無く、コーキングで穴を塞いで塗装する方法です。
①コーキングを打ちます。
②打設後の写真
③銅板専用下塗り材を塗布
④伸縮性のある塗料で中塗り・上塗りをします
完成
コーキングは気温などにより伸縮します。その際に隙間が出来て雨漏れする可能性があるので、追従性のある弾性機能塗料で塗装しました。
棟瓦の漆喰
屋根の調査をすると、棟瓦の下にある漆喰が剥がれ落ちていました。
棟瓦は屋根の切れ間の上に位置する構造物です。上記記載の排水路と同様で、棟の底には瓦と瓦の間に切れ間があるのです。
瓦の下には防水シートが貼っていますが、破れると建物に雨水が侵入しますので注意が必要です。
棟瓦を支える基礎には土が盛っています。土を風雨から保護するため漆喰のようなもの(実際はセメント質)が表面にコーティングされています。
補修工事
①器具を使って既存漆喰を剥ぎ落とします
②入り組んだ瓦の構造上にある棟の漆喰はかなり傷んでいました
③セメントを練ります
④コテを使ってセメント塗布
完成
これで風雨に安心です♪
その他の補修・下地調整
●鼻隠し板 腐食
鼻隠し板の素材はボードです。経年劣化で腐食が著しいので、板金カバーを取り付けて塗装しました。
●軒天 塗膜剥離
①経年劣化でボードの塗膜がめくれています。
②ケレンして浮いた塗膜を除去
③段差を埋めるためにパテをします
④塗装して完成
●コーキング
経年劣化でひび割れていますので、コーキング打設。
上塗りして完成です。
下地調整を行うことで、耐久性はもとより美観も整います(^^)
その他の工事
・色と艶決め
S様邸の色決めでは、ペイントハックが施工させて頂いた建物の色艶を参考にされたいという事で、数件見て頂きました。
小さなカラーサンプルよりも、実際の建物の色を見て頂くほうが、より具体的にご参考になりますよね(^^)
見て頂いた建物からお好みの色を特定しましたが、微妙な濃淡などがイメージし辛いと思いましたので、実際に一部塗装してご確認頂き決定しました♪
・雨戸の塗装
ケレン・錆止めなどの下地調整を行った後、周囲に飛散しないように養生をしてから、温風スプレーガンで塗装します。
施工完了
・外壁
・玄関ポーチのカラーアルミ
・玄関ドア飾り
・破風板
・軒天/鼻隠し/雨樋
・その他の塗装
水切・換気扇カバー・サッシの留め具など
ハックの一言
建物は長い年月風雨にさらされ経年劣化します。
弊社の外壁・屋根リフォームでは、ボードの腐食等、なかには塗るだけでは修復不十分な脆弱な損傷箇所には、ご予算に応じて「交換」や「補修」など適切な処置を行います。
特に雨漏れに繋がる損傷箇所は、しっかり補修工事しないと建物の内部構造物まで痛めてしまいますし、せっかく塗り替えてもまたすぐに劣化してしまいますので、第一優先にして工事を行っています。
塗装工事の際に建物の外側全体をしっかりとしたメンテナンスを行う事で、大切なお住まいで、ずっと永く安心して暮らして頂けます(^^)
S様
いつも私達に優しくお気遣いを頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
色艶決めでは、私達が施工させて頂いた建物を沢山見て頂き、お疲れになった事と思います。
それも私達に対して「色が失敗したとがっかりさせたくないから」 との想いがあっての事だったようで、大変恐縮しています。
塗装工事は、S様のご配慮のおかげでやりやすく、スムーズに進みました。
この度のご依頼、誠に有難うございました。
宇部市の外壁遮熱塗装
株式会社ペイントハック代表取締役 吉田秀勝
恐縮です。